みなさま、おはようございます。
少しずつ、春めいてきたかな。
そんな週末でしたね。
ホームページに「過去の文章を全文アップ」シリーズ。
今回はJapanist3号(2009)より、
日本を代表する論客。
知の巨人と謳われた渡部昇一先生との対談です。
シリーズ「新時代への提言」
題して、「日本人が見るべき虹」
渡部昇一 + 関口暁子 対談
↓クリックするとPDFが開きます。
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渡部昇一先生は、高校時代からの憧れの人でした。
その御仁と対談できるなんて、夢のよう!
これからの国際社会において、日本人はどう向き合うべきか。
戦後処理の問題から、現代へ続く問題まで、さまざまな視点でお話いただきました。
あれだけの方に質問をするのですから、馬鹿なことは言えません。
「へえ、そうなんですか」
という間抜けな反応などしたら、先生に失礼なだけでなく、
Japanistという雑誌を代表しているわけですから、雑誌の顔も潰してしまいます。
極度の緊張の中の訪問。
このときは編集長の同席もなく、カメラマンの女性と二人でご自宅に伺いました。
ピアノがある書斎に通され、秘書の方がケーキとコーヒーを出してくださいました。
取材でケーキが出たのは初めてでした!(笑)
渡部先生は、「お客様なのですから、当然です」とばかりに
にこにこして対応してくださいました。
もちろん、対談が始まるとお互い真剣そのもの。
対談ですから、テーマは決まっていても、相手のお話の流れに合わせて、次の質問を考えなければいけません。
渡部先生の話を聞きながら、自分の中で理解に努め「なぜ、どうして」、「それでは〇〇は…」と、会話の流れを作り、
最後には結論として着地するようにしなければなりません。
渡部先生の博学についていかなければならないので大変です。
でも、お優しい先生。
小僧な私に合わせてお話くださいました。
楽しく刺激的な二時間は、あっという間に終わってしまいました。
本当に楽しかった!が感想の第一声です(笑)
残念なことに、あれから一度もお会いすることが叶わずに、
鬼籍に入られてしまいました。
いつも取材の時に、自分とお相手との写真を撮らない
(というか、忘れる)私ですが、
このときはさすがにサインをいただき、ツーショットを撮っていただきました。
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↑10年前の私。興奮しすぎたのか、私の顔はなぜかむくんでいますが…汗。
これも良い思い出ということで(笑)。
確実に、世界との距離感が近くなっている現在。
だからこそ日本とは、日本人とは、国際社会とは。
子供に素敵な祖国としてバトンタッチするために
大人こそ、教養を身に付ける必要があると痛感した対談となりました。
10年前の対談ですが、今読んでも色褪せない、ぶれない渡部昇一先生からのメッセージです。
子供たちの未来のためにも、ぜひご笑覧頂けたら嬉しいです。
みなさまのもとにも素敵な未来を!
schoenen Tag noch!
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