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about ”doppo”
2006年1月。「doppo」は産声を上げました。
これまで経験したきた企画やマーケティングの仕事を、
フリーランスで提供していこうと決めたのです。
翌年、文筆業という仕事が加わり、
いつしか、それが本業となり現在にいたっています。
doppoは、「独立独歩」の「独歩」です。
ですが、「独歩青天」という言葉から由来しています。
『碧巌録』という古典書にある言葉です。
「優劣、好き嫌い、上下。このような二つを対決させるような価値観を超越した、
安寧の世界が青天。そこを悠然として生きる」というような意味を持ちます。
私の理想とする生き方です。
競争や比較、それらの思いを捨て去ることはとても難しいものですが
少しずつ、自分らしい生き方に自信をもって、
誰とも比べない生き方をしたいと願っています。
良いものを知り、良い人と出会い、毎日の一瞬が、良き時間であるように。
理想的すぎると笑われるかもしれません。
でも、理想を持って生きていきたいと思うのです。
doppoという屋号は、文筆家という意味では必要のないものかもしれません。
ですが、独立した時の思い、そして思い描く理想の生き方を忘れないために
これからも、残しておきたいと思います。
私と苦楽を共にしてきた「doppo」は、
初心だけでなく、これから先の羅針盤でもあります。
たくさんの名刺の中から、「doppo」の文字を見かけたら、
そんな気持ちを思い出していただけたら幸いです。
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